サビ残さん

 

さっきこんな記事と関連ツイートを読みました。

blog.livedoor.jp

 

この記事の元となったボルボラ (@zairic0)さんという方はこう言っています。

ご自身や会社全体がブラック化する可能性を悲観しているようです。

 

 

 

この程度の事で会社がブラック化するなら元々潜在的にブラックだったのでは?という疑問があるのですがそれは置いておいてタイムカードを切って残業している方(以下サビ残さん)の心理を考察してみます。

 

ボルボラさんのツイートからサビ残さんは

「年上の中途採用で新人」

「(自称?)仕事が遅い」

「みんなからタイムカード切るなと言われても切る」

「残業が長くなると面談がある」

 

という情報が得られる。

これらから考えてサビ残さんは以下のいずれか、もしくはこれらの複合的な考えを持っているかもしれない。

 

1.「仕事の進捗の悪さから少しでも遅れを取り戻したい。自分が悪いのだからそのための給与は受け取れない。」

2.「業務改善のために面談に呼び出されるされるのは恥もしくは怖い。そうなるくらいならサビ残。」

3.「何かに対する抗議など何らかのメッセージの発信。」

4.「みんな同じになれ。

 

という4パターンを思いついたので解説していく。

 

まず1.「仕事の進捗の悪さから少しでも遅れを取り戻したい。自分が悪いのだからそのための給与は受け取れない。」という考え。この考えが最も自然に思ったが上司先輩陣皆からタイムカード切るなと言われているとなると、すこし違う感じがする。

ボルボラさんのそこそこホワイトな環境」というところから察するに社風としては全体に同質な人物が多く相対的な暴君らしき人物は居ないのだろう。

月末に業務改善の面談があるという事は逆に普段サビ残さんの業務内容を十分に把握しようとはしていないと考えられる。

業務をこなさなければならない事には変わりないので、無意識的に通常このあたりの意識がサビ残さん本人や上司先輩陣の皆さんは低いのかもしれない。

どの程度の事をやっているのかにもよるがサビ残さんとしては与えられた業務をこなす自信はあるが面談で解決できると思うほど会社を信用していないという事かもしれない。

 

次に2.「業務改善のために面談に呼び出されるのは恥もしくは怖い。そうなるくらいならサビ残。」という考え。この面談が普段どれだけ平然と行われているかによってこの考えを持っている可能性が大きく変わってくるが、この考えが最も強いように感じる。

中途入社で仕事がうまくいっていない。さらに業務改善のための面談が開催されるという事は無能レッテルが貼られるも同然だ。いくらホワイト寄りの寛容な企業でもどれだけうまく業務改善に持っていけるか、結果として成果を出せるかもわからない。

同じ状況なら誰しもがサビ残さんになりうるだろう。

 

次に3.「何かに対する抗議など何らかのメッセージの発信。」ツイートの内容を見る限りサビ残さん器用なわけでも他社員と少なくとも仲良しこよしというわけでもないだろう。周りから距離を置かれているうえ器用なわけではないとなると、会話の中で伝えきれないメッセージがあるのかもしれない

ただし何のメッセージかボルボラさんのツイートの情報量だけからはわからない。1で書いたような本来ならそこまで悩まずこなせる業務であるという感情や周囲に対する抗議の意味もしくは会社とは関係のないところで何か問題を抱えているのかもしれない。

 

最後だが4.「みんな同じになれ。というのは考え難い。上司先輩からボルボラさんが発するような圧力をかけられている上、時間にしても給与にしても損しかない。仮に他社員とうまくいっていないとしてもサビ残さんが圧力をはねのけてまでこれをする意味はない

 

 

最も線が強いのはやはり2.「業務改善のために面談にされるのは恥もしくは怖い。そうなるくらいならサビ残。」という考えではないでしょうか。現実的には2が65%、1が30%、無意識下で3が5%くらいの感覚としておくとこの件の場合のサビ残さんへの理解が深まるのではないでしょうか。

 

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サビ残さんガンバレ!